擬似VDI環境で艦これ。

おひさしぶりですー。

仮想環境「KVM」を使い、その上にWindows7を載っけて、その仮想デスクトップを使ってAndroidタブレット上で艦これしてみた。

これには元ネタがある。4Gamerにある、TeamViewerを利用したリモート艦これの紹介記事。これが艦これを始めるきっかけの一つにもなってたり…。

1つのソシャゲでここまでするなんて、尋常じゃないよと思ってて、当時、「そのうちRDSとかVDIまで出てきそう」と自分はコメントしてる。

その後、TwitterのTLでも艦これの話題が増えてきて、流れに乗って始めたのが9月の後半。

気がついたのが、遠征や入渠、建造で時間を消費する概念があること。しかも割と長め。

こりゃ、どこでもやりたくなる気持ちになるわけだ。

こうして艦娘を育成しつつ、どこでも艦娘を管理できる環境を探り始めるのであった。

リモートデスクトップソフトはSplashtopを選定。LAN外からのアクセスは有料だけど、画質・音質とパフォーマンスのバランスがよくとれていたのと、タブレット版のクライアントで、「ズームしながらタッチ操作」ができたから。これならゲーム画面をタブレットの画面いっぱいに映しながらプレイできる。

最初はデスクトップを1台動かして、そこにリモート接続する形にしてたんだけど、それだけ消費電力が増えるわけで。スリープモードを使い、必要な時だけ起こすっていうのもひとつの手だけど、面倒なのと、メイン機を起こすときに、稀にビデオカードのドライバが原因でブルースクリーンになる時があって、あんまりやりたくなかった。

それなら今動いてるサーバーのデスクトップを使えばいいんじゃない?と思ったんだけど、Splashtopのサーバー側として使うソフト「Splashtop Streamer」は、サーバーで使っているOpenSUSEに対応してないみたいで…

そういう経緯があってたどり着いたのが今回の手法。

 

ブローカーサーバーがいないとVDIと言うのは微妙かもしれないけど、Splashtopのシステムをブローカーとして捉えるなら…あれ?まさか、2か月前につぶやいてたことを自分でやることになるとはね…あはは。

レスポンスと画面の追従性のチェックのため、遠征に出してみたり、島風をつついてみたり、赤城を入渠させたりしてみた。

引き気味で撮ったからちょっと見づらいかも。1080pに対応しているので、ぜひHDモードで見ていただけると。

ディスプレイ上の画面は、仮想マシンからSpice経由で出力しているもの(なので画面遷移時に若干乱れが有ります)

音声はクライアント側から出てるものを拾ってる。

構成は以下のとおり。

◆ホスト
Intel Xeon E3-1245 v2
メモリ8GB
Linux(OpenSUSE 12.3) + KVM + Spice

◆ゲスト
リソース割り当て:2CPU / メモリ2G
Windows7 Professional
Splashtop Streamer

◆クライアント
ASUS / ASUS Pad TF700T
Android 4.2.1
Sprashtop Personal

通信が若干途切れる所があるけど、良好な結果。もしかしたら通信の途切れはWiFi環境が原因かもね。アクセスポイントが別フロアにあるので…

それにしても、Splashtopの遅延の少なさは凄い。

最初は、Linuxで唯一、Splashtop Streamerが対応しているUbuntuをゲストOSにして同じことしてみたんだけど、Splashtop Streamerに問題があるのか音声に遅延が起きた。

まあ、艦娘管理には致命的じゃないから音声を気にしなければ、Ubuntuもアリだと思う。

KVM自体は名前の通りLinuxカーネルレベルで実装しているものだから、色々なディストリビューションで使えると思う。

OpenSUSEではYaSTからインストール可能。インストール後に再起動して、BIOSからCPUの仮想化を有効にすれば使える。「仮想マシンマネージャー」がメニューの仮想化カテゴリにあるから、それを起動して後は仮想マシンを作成すればOK。

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